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ベイスン錠が糖尿病発症を抑制
 2型糖尿病発症のリスクが高い耐糖能異常者を対象にした、食後血糖値抑制薬「ベイスン錠」(一般名ボグリボース)の第3相臨床試験の結果が、東京都内で開かれた日本糖尿病学会で報告された。

 WHO(世界保健機関)の定義によると、耐糖能異常は「空腹時血糖値126mg/l未満かつ経口の75gブドウ糖賦課2時間後の血糖値が140〜199mg/dlを示す病態」。高血圧や高脂血症、肥満症との合併で糖尿病の発症リスクが高くなる。

 試験では発症リスクの高い1778人を登録。ベイスン投与群と偽薬投与群に分類し、生活習慣の改善と併せて平均337日投与後、糖尿病の発症状況を調べた。

 その結果、発症率はベイスン群5.6%、偽薬群51.5%で、ベイスン群は有意に血糖値を正常化させた。試験結果を発表した順天堂大大学院の河盛隆造教授は「日本人は、インスリンの初期分泌障害で耐糖能異常を示す人が多く、ベイスンは適している」と述べた。

 (熊本日日新聞2008年6月4日付夕刊メディカル)

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