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糖尿病予備群の初期インスリン抵抗性と血管反応性異常をローヤルゼリーが予防
 U型糖尿病の予備群状態の際に起こるインスリン抵抗性や血管反応性の異常に、ローヤルゼリーが予防的な効果を示すことを、岡山大大学院医歯薬総合研究科の川崎博巳(ひろむ)教授らの研究グループがラットを使った実験で突き止めた。

 研究結果は2005年3月に開かれた日本薬学会で発表されていたが、学術誌『薬学雑誌』」が07年11月号で論文を掲載、科学的に認められた。

 研究グループは、加齢に伴い糖尿病を自然発症するラットを(1)ローヤルゼリー10mg/kg飲用群(2)ローヤルゼリー30mg/kg飲用群(3)ローヤルゼリー300mg/kg飲用群(4)ローヤルゼリーを飲用しない対照群の4群に分類。

 対照群を除く3群は、10週齢からローヤルゼリーを4週間飲用させた後、空腹時血糖値とインスリン値を測定。インスリンが効きにくくなるインスリン抵抗性指数と、取り出した血管(腸管膜動脈)の電気刺激による収縮反応と弛緩反応の異常に対する作用を調べた。

 その結果、インスリン抵抗性では、対照群のラットは14週齢でインスリン抵抗性指数が上がり、インスリン抵抗性の状態になった。半面、10週齢からローヤルゼリーを1日300mg/kg(ラット体重1s当たり300mg)、4週間飲用させた群はインスリン抵抗指数の上昇が、対照群に比べて有意に抑えられた。

 血管の収縮反応では、あらかじめローヤルゼリーを1日300mg/kg、4週間飲用させた14週齢のラットは、対照群に比べ、過剰な血管収縮が抑えられた。また血管の弛緩反応でも、ローヤルゼリーの1日300mg/kg飲用群は、対照群に比較して、鈍くなった血管の弛緩反応が改善された。

 インスリン抵抗性は、膵臓(すいぞう)のβ細胞でつくられるインスリンというホルモンが、筋肉や脂肪などに働き掛けて血液中から糖を取り込み血糖を下げる作用ができなくなる状態。耐糖能異常ともいい、この状態が長く続くと糖尿病になるため、糖尿病の予兆とみられている。この研究は、川崎教授と山田養蜂場(岡山県鏡野町)が共同で実施した。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年12月30日)

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