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欧州委員会、新タイプの糖尿病治療薬を承認
 欧州委員会は、U型糖尿病治療薬「ジャニュビア」(一般名シタグリプチン)を、別の糖尿病治療薬メトホルミンとの併用を適応として販売を承認した。

 ジャニュビアは、米メルク社が開発した1日1回服用タイプの経口剤。「インクレチンシステム」と呼ばれる体内の血糖値を下げる仕組みを活性化させるDPP―4(ジペプチジルペプチダーゼー4)阻害剤。活性化インクレチンホルモンの分泌量を増やし、体内の血糖コントロール能力を高める。

 別の糖尿病治療薬メトホルミンを服用中の患者群(HbA1cの平均値7.5%))に、血糖降下薬グリピジドとジャニュビアを投与して比較した。

 その結果、両剤ともHbA1cの平均値を0.7低下させた。またグリピジド併用群は体重が1.1s増加したが、ジャニュビア併用群は1.5s減少した。

 血糖値が極めて低くなる低血糖の発現頻度は、 グリピジド併用群32%に対し、ジャニュビア併用群は4.9%で有意に発生頻度が低かった。

 メトホルミンとの併用試験では、メトホルミン単独では血糖コントロールが不十分だった患者にジャニュビアを追加投与し、単独投与群と比較した。その結果、メトホルミン単独投与群よりも3倍以上の患者が、国際糖尿病学会で定めたHbA1cの治療目標値6.5%未満を達成した。一方、有害事象は上気道感染症と鼻咽頭炎などが報告された。

 ジャニュビアは米国など世界42カ国で承認されている。国内では米メルク社の子会社「万有製薬」(東京都中央区)と小野薬品工業(大阪市)が共同で第V相臨床試験を進めている。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年4月7日付)

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