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「HER2」に有効な抗がん薬「ハーセプチン」
 転移性乳がん患者のうち、がん細胞増殖に必要な栄養を取り込む、「HER2」という“手”を持った、HER2陽性の早期乳がん患者に対し、抗がん薬「ハーセプチン」(一般名トラスツズマブ)が生存期間を有意に延長させたことが、北米の2つの大規模臨床試験で明らかになった。

 2つの試験は、米国立衛生研究所付属国立がん研究所が資金提供。HER2陽性の早期乳がん患者3300人を対象に、初回手術後の補助療法でハーセプチンと化学療法の併用療法と、化学療法単独療法を比較。データを中間解析した結果、併用療法の方が再発リスクを低下させ、生存期間を有意に延ばしていた。

 HER2陽性の乳がんは、腫瘍(しゅよう)細胞表面のHER2タンパクの発現量が増加、化学療法が難しいとされる。進行性の早い乳がんは、HER2タンパクが大量に現れる。

 (熊本日日新聞2005年5月25日付「夕刊メディカル」)

 
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