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| 乳がんなどの新しい化学療法 解析結果を発表 欧州臨床腫瘍学会 |
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トルコ・イスタンブールで9月29日から5日間開かれていた欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で、乳がんや結腸・直腸がんの新しい化学療法に関する解析結果が発表された。
乳がんでは、国際乳がん研究グループが標準治療薬タモキシフェンとレトロゾールの5年投与群を比較した治療成績の解析結果を報告した。
それによると、4年以上のフォローアップの結果、閉経後のホルモン受容体陽性早期乳がん患者では、レトロゾール投与群はタモキシフェン投与群よりも乳がん再発リスクが18%、遠隔転移リスクが19%減少した。
さらに再発リスクの高いリンパ節転移した患者や別の化学療法経験者の無病生存期間を、レトロゾールは有意に延長。タモキシフェンに比べ、リンパ節転移患者と別の化学療法経験者の再発リスクを、それぞれ23%、26%減少させた。
また統計学的な有意差は認められないものの、レトロゾールを投与したリンパ節転移陰性の患者群では、投与開始後26カ月後の再発リスクの減少は2%だったが、51カ月後は12%減少した。
レトロゾール投与群の主な副作用は、ほてり、倦怠感、関節痛、嘔気だった。
転移性結腸・直腸がんでは、標準治療になっている5-フルオロウラシルとオキサリプラチンの併用化学療法(FOLFOX4、フォルフォクス4)とカペシタビン(錠剤)とオキサリプラチンという新しい併用化学療法(XELOX、ゼロックス)の国際的第V相臨床試験の結果が発表された。
疾患が増悪しない状態で患者が生存する期間は、フォルフォクス4とゼロックスとも同等に有効だった。ただゼロックスは併用2剤のうち1剤は経口剤を使うため、静脈から点滴注射する時間が2時間で済む。一方、フォルフォクス4は併用2剤とも静脈から点滴注射するため48時間かかる。
さらにフォルフォクス4療法またはゼロックス療法に、ベバシズマブを併用投与した場合、いずれの療法でも病気の進行を遅らせる可能性が20%近く改善したという。(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2006年10月11日付)
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