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| 抗がん剤「スーテント」の製造販売を承認 |
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厚労省は、ファイザー社(東京都渋谷区)が申請していた経口の抗がん剤「スーテントカプセル」(一般名スニチニブリンゴ酸塩)について、イマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍(しゅよう)、根治切除不能または転移性の腎細胞がんを適応症に製造販売を承認した。
スーテントはキナーゼ阻害剤と呼ばれるタイプの抗がん剤で、腫瘍増殖と血管新生に関係する受容体チロシンキナーゼを選択的に阻害する。腎細胞がんには主に血管内皮細胞増殖因子受容体と血小板に由来する増殖因子受容体の細胞内シグナル伝達を妨げて、腫瘍の増殖を抑える。また消化管間質腫瘍には主に血小板に由来する増殖因子受容体などの細胞内シグナル伝達を阻害、腫瘍の成長を抑制する。
海外の第V相臨床試験では、消化管間質腫瘍の治療に使われているイマチニブという抗がん剤に抵抗性のある患者や、忍容性のなかった転移性の消化管間質腫瘍の患者に投与。偽薬を投与した患者群に比べると、無増悪期間の平均は偽薬群の6.4週間に対し、スーテント群は27.3週と4週間以上延びた。
また腎細胞がん患者に対する海外の第V相試験では、化学療法が未経験な患者を対象に、インターフェロンαかスーテントのいずれかを投与し、無増悪期間の平均値を比較した。
インターフェロンα投与群は22.0週、スーテント投与群は2倍以上の47.3週間だった。
スーテントは、米ファイザー社が開発。米国では06年1月承認され、既にEU(欧州連合、27カ国)を含む75カ国以上で承認済み。日本では06年12月、厚労省に申請されていた。米国では消化管間質腫瘍と腎細胞がんの治療ガイドラインでスーテントの投与が推奨されている。(南里秀之)
(くまにち「健康・医療」2008年4月24日付)
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