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ネクサバール錠を優先審査品目に指定
 厚労省は、バイエル薬品(大阪市)が肝細胞がんへの適応で承認申請中の抗がん剤「ネクサバール錠」(一般名ソラフェニブ)を、優先審査品目に指定した。

 ネクサバールは、独バイエルヘルスケアー社と米オニキス・ファーマシューティカル社が共同開発した。腫瘍(しゅよう)細胞の増殖と腫瘍血管新生というがん成長に重要なプロセスを担う2種類のキナーゼの働きを妨げる。

 07年6月に開かれた米国臨床腫瘍学会で報告された第3相臨床試験の結果によると、ネクサバールを服用した肝細胞がん患者の全生存期間は、偽薬を服用した患者群と比較して、平均44%延びた。この報告後、米国やEUなど世界30カ国以上で肝細胞がんへの適応が承認されている。

 日本では06年6月に腎細胞がんへの適応、07年9月には肝細胞がんへの適応で製造販売を承認申請。現在、審査中。優先審査品目に指定されると、通常審査より、審査期間が短縮され、早く発売できる。

(熊本日日新聞2008年1月30日付夕刊メディカル)

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