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ECとFDAが、経口抗がん剤「ネクサバール錠」を肝細胞がんの治療薬として相次ぎ承認
 EC(欧州委員会)とFDA(米国食品医薬品局)が、経口抗がん剤「ネクサバール錠」(一般名ソラチニブ)を、肝細胞がんの治療薬として製造販売を承認した。

 ネクサバールは、第V相国際臨床試験でプラセボ(偽薬)と比較して、患者の全生存期間を有意に延長、米国では8月、優先審査品目に指定されていた。同臨床試験の結果は、偽薬投与群の患者の平均生存期間が7.9カ月だったのに対し、ネクサバール群は10.7カ月だった。

 肝細胞がんは、最も一般的な肝がん。成人の原発性肝悪性腫瘍(しゅよう)の約90%を占めている。肝がんは、世界で6番目に罹(り)患率の高いがん。がんによる死因の三位で、罹患率は上がり続けている。2002年は、世界で約60万人が肝がんで亡くなった。肝がん患者の5年生存率は10%未満という。

 ネクサバールは、腫瘍(しゅよう)細胞の増殖と腫瘍血管新生の双方を抑制する。独バイエルヘルスケア社とオニキス・ファーマシューティカル社が開発した。日本では進行性腎細胞がん治療薬として既に承認され、肝細胞がんへの適応追加も承認申請されている。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年11月23日付)

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