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腹腔鏡下手術の現状や課題説明 北里大医学部の渡邊教授が講演
腹腔鏡下手術について話す北里大の渡邊昌彦教授=熊本市
 熊本赤十字病院の市民公開講座「ここまで進んだ腹腔(ふくくう)鏡下手術」が六日、熊本市水前寺公園の熊本テルサで開かれ、北里大医学部の渡邊昌彦教授(外科)が「早く見つけて小さく治そう、大腸癌(がん)」のテーマで講演した。

 渡邊教授は一九九二(平成四)年に国内で初めて大腸癌の腹腔鏡下手術を執刀するなど、同手術の第一人者として知られる。

 約三百三十人が参加。渡邊教授は「大腸癌は日本人男性の死因の第四位、女性では一位を占めている。運動不足や食生活の欧米化などが原因と言われるが、はっきりとは分かっていない。極めて早期だとほぼ百パーセント治るので、早く見つけさえすれば怖い病気ではない」と検診の重要性を強調した。

 腹部に開けた小さな穴から特殊なメスやカメラを入れて癌を切除する腹腔鏡下手術について、「開腹手術と比べ、体への負担が少なく、傷跡も目立たない。ただ、カメラ画像は立体感に乏しく、視界も狭い。思わぬ出血への対応など医師には高い技能が求められる」と説明。今後の課題として「指導医の育成や教育態勢をさらに充実させなければならない」と話した。(梅野智博)

(くまにちコム「健康・医療」2007年10月7日付朝刊)

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