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| スーテント、進行性非小細胞肺がんに効果があることが認められる |
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進行性の非小細胞肺がん患者に対する抗がん剤スニチニブと抗がん剤エルロチニブを併用した化学療法の第2相臨床試験の中間成績が、韓国・ソウルで開かれていた世界肺癌会議で報告された。
同臨床試験の主要評価項目は併用療法の安全性と認容性、副次評価項目は薬物動態と抗腫瘍(しゅよう)作用など。患者12人にスニチニブ37.5rとエルロチニブ150rを連日投与したところ、有害事象の重篤度は軽度から中程度、最も頻度が高かったのは下痢と疲労感の各7例だった。
8月現在、患者2人が部分寛解し、うち1人は2サイクルの治療後に部分寛解が認められ、その効果が3カ月以上持続しているという。もう一人も部分寛解が認められ、投与を続けている。
この患者2人は16週間以上、腫瘍が大きくならない状態(抗腫瘍作用)が認められる。
こうした結果を基に、治療経験歴のある進行性非小細胞肺がん患者を対象に、スニチニブとエルロチニブの併用療法の効果を評価する第3相国際臨床試験が始まった。試験には患者956人が参加。主要評価項目はスニチニブとエルロチニブの併用群とエルロチニブと偽薬の併用群の生存期間。副次評価項目は無増悪生存期間、客観的奏功率、1年生存率、奏功期間、有害事象など。
スニチニブは、米ファイザー社が開発したマルチキナーゼ阻害剤と呼ばれる抗がん剤の一種。商品名は「スーテント」。がんの成長、増殖、転移にかかわる複数の分子標的を遮断する。中でも血管内皮成長因子受容体と血小板由来成長因子受容体を重要な標的としている。この2つの成長因子受容体は、多くのタイプの固形がんで発現し、血管新生で不可欠な役割を担っている。米国では抗がん剤イマチニブに対し抵抗性、不忍容になった進行性腎細胞がんと消化管間質腫瘍の治療用として承認済み。日本では消化管間質腫瘍と腎細胞がんの適応症を承認申請している。
症例登録中のスニチニブの臨床試験の情報は次のウェブサイトで公開中。アドレスはwww.suntrials.com www.clinicaltrials.gov 米国外からの問い合わせは001-646-277-4066(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2007年9月13日付)
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