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ネクサバール錠、肝がんでの生存期間を44%延長
  世界初の経口マルチキナーゼ阻害剤「ネクサバール錠」(一般名ソラフェニブ)が、偽薬に対し肝細胞がんでの生存期間を44%延長した、という臨床試験の結果が米国シカゴで開かれていた第43回米国臨床腫瘍(しゅよう)学会で報告された。

 臨床試験は、南北アメリカ、欧州、オーストラリア、ニュージーランドで全身投与薬による治療歴のない肝がん患者602人を、ネクサバール錠投与群と偽薬投与群に無作為に割り付け、全生存期間を比較した。偽薬群の平均生存期間は7.9カ月、ネクサバール錠群は平均10.7カ月だった。

 ネクサバール投与群で最も多かった有害事象は、下痢、手足皮膚反応だった。

 ネクサバールは、腫瘍(しゅよう)細胞と腫瘍血管の双方を標的にする世界唯一の経口マルチキナーゼ阻害剤。米バイエル・ヘルスケア・ファーマシューティカル社とオニキス・ファーマシューティカル社が開発し、米国やEUなど50カ国以上で腎細胞がんの治療薬として承認されている。欧州では、インターフェロンαまたはインターロイキン2が無効か治療が不適当と医師が判断した場合、ネクサバールを進行性腎細胞がんに使うことが認められている。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年6月6日付)

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