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厚労省、アバスチンをまず進行・再発性の結腸・直腸がん治療薬として承認
 厚生労働省は18日、血管新生を妨げる抗がん剤「アバスチン」(一般名ベバシズマブ)を、切除不能な進行性・再発性の結腸・直腸がんを適応症として販売承認した。

2005年7月の厚労省の第5回未承認薬使用問題検討会議の要請に基づき、製造販売する中外製薬(東京都中央区)が国内の第T相臨床試験と海外の第U相と第V相の臨床試験のデータを添えて06年4月に製造販売の承認を申請していた。

アバスチンは、がん組織に栄養と酸素を供給する血管網の新生(伸長)を阻害する。血管新生の際の重要な因子であるVEGF(血管内皮増殖因子)と呼ばれる生体内のタンパク質を標的にして、がんの増殖と全身への転移に不可欠な血液の供給を遮断する。

販売開始後、中外製薬は18カ月間の予定で患者2、500人の集積を目標に全例調査を実施。2、500人のデータを収集した段階で結果を評価し、全例調査の継続や実施方法・内容変更の必要性を検討、判断するとしている。また調査の解析結果は、学術集会、学会などで公表する。

アバスチンは06年7月現在、米国やEUなど88カ国で承認されている。 (南里秀之) 

(くまにちコム「健康・医療」2007年4月19日付)

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