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認知度低い肺がんCT検診 知らない人7割近くも
 日本人の死因のトップは肺がんだ。しかし、その事実を知らない人が六割、CT(コンピューター放射線断層撮影装置)による肺がん検診を知らない人も七割近くいることが、「肺がんに関する認識調査」で分かった。

 調査は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社(東京都千代田区)が一月、全国の三十歳代〜六十歳代の男女千人を対象に、インターネットを使って実施した。

 まず、日本人の死因の一位が肺がんということを知っているか尋ねたところ、60・1%が「いいえ」と回答。肺がんによる死亡者数が多いことを知っている人は少数派だった。

 「肺がんに関して知っているもの」を聞いたら、複数回答で52・9%は「自覚症状が出たときには手遅れになる病気」と知っていたものの、40・8%が「呼吸困難やせきなど必ず何かしらの自覚症状が現れる病気」と誤った認識を持っていた。

 喫煙との関係では、喫煙者(46・2%)のほぼ半数51・0%は「自分もいつか肺がんになるかも知れない」と思っており、一日の喫煙本数が多い人ほどその傾向が強かった。喫煙者に「どうしたら禁煙できるか」と尋ねたら、「大きな病気」が54・2%でトップ。二位は「何があっても止められない」(11・2%)で、禁煙に踏み切れない人が多い実態が浮かんだ。

 肺がんCT検診に対する認知度では、「まったく知らない」が28・2%、「そういう検査があるだろうとは思うが、目にしたり聞いたりしたことはない」が38・0%。双方合わせて66・2%を占めた。また喫煙者に限って肺がんCT検診の受診の有無を聞いたところ、81・4%は未受診者だった。

 さらに肺がんCT検診を知っている未受診者に、理由を尋ねたら喫煙者の39・2%、非喫煙者の32・2%が「費用がかかる」と回答した。

 肺がんの初期段階では、体の負担が軽い胸腔鏡下手術(VATS)でがんを摘出することも可能だが、その手術について「全く知らない」と「そういう手術があることは予想されるが、聞いたことはない」を合わせると72・2%。早期発見のみならず、早期治療の“壁の高さ”があらためて浮き彫りになった。

 (くまにちコム「健康・医療」2007年3月14日付夕刊メディカル)

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