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アスピリンで大腸がん進行抑制

 独バイエルグループのバイエルヘルスケア社は、鎮痛剤アスピリンの有効成分であるアセチルサルチル酸を、定期的に服用した大腸がん患者の再発率と致死率が有意に低下した、と発表した。

 この研究は、外科手術と化学療法を受けたステージ3の大腸がん患者830人を対象にし、治療後半年間、薬物療法と生活スタイルをアンケートし回答を得た。

  その結果、全体の8.7%、72人が、がん治療前後にアセチルサルチル酸を定期的に服用していた。この患者グループとアスピリンを服用しなかった患者グループを比較したところ、服用グループの再発率と致死率は48%も低かった。

 研究結果は5月の米国がん治療学会(ASCO)で発表されたが、同学会ではアスピリンの大量投与が、放置するとがんになるタイプの大腸ポリープの罹患(りかん)率を下げるという報告もあった。

 アスピリンは既に大腸がんや膵臓(すいぞう)がん、乳がん、肺がんなどさまざまながんの予防効果があるという研究成果が報告されている。

 (熊本日日新聞2005年7月27日付「夕刊メディカル」)

 
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