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脳卒中の危険因子では高血圧の認知度が最高だが、38%の人は「高血圧」と診断されても受診せず
 脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)の危険因子では高血圧の認知度が最高だったが、10中4人近くは「高血圧」と診断されても医療機関を受診していないことが、47都道府県の40歳以上の男女各50人、総勢4700人を対象にした実施した意識調査で明らかになった。

 調査は、ファイザー社(東京都渋谷区)が4月10日から2日間、インターネットを使って実施。社団法人日本脳卒中協会(大阪市)と滋賀医科大の宮松直美臨床看護学教授が監修した。

 まず、12の病名を挙げて脳卒中になりやすいと思う病名を選択させる質問では、94.2%が「高血圧」を選択、全都道府県で90%を超えた。しかし38.0%は、高血圧と診断されても医療機関を受診しておらず、脳卒中への予防意識は高くないことが分かった。秋田、神奈川、新潟、島根、沖縄は未受診率が50%以上。島根では64.3%が未受診と回答した。熊本の未受診率は26.7%。

 脳卒中はどんな病気か知っているかとの質問には、71.7%が「だいたい知っている」と回答。秋田、福島、鹿児島では80%以上が知っていた。熊本は68.0%で下位グループの一つだった。

 「家族や同僚、友人など、身近で脳卒中になった人はいるか」との問いに、46.7%が「いる」と回答、脳卒中が身近で起こっている病気であることが分かった。最高は鹿児島58.0%、次いで秋田57.0%、岩手56.0%の順。最低は兵庫35.0%。熊本は52.0%だった。

 高血圧治療ガイドラインの診断基準値(最高140oHg以上、かつ、または、最低90oHg以上)を選択した人は38.7%。最高は新潟53.0%、最低は石川26.0%。熊本は38.0%と全国平均並。  脳卒中後の生活で最も心配なことでは、49.6%が「後遺症」を挙げた。都道府県別では愛知と三重の60%がトップ。最低は秋田37.0%。熊本は52.0%。

 次いで26.4%が「介護する家族の負担」とした。最高は秋田、鳥取、愛媛の34.0%。最低は千葉、大分の16.0%。熊本は25.0%。

 脳梗塞の治療法の一つ血栓を溶かす薬剤(t-PA)を静脈から点滴する血栓溶解療法の認知度は19.3%。最高は福島30.0%、最低は岐阜9.0%。熊本は20.0%。t-PAの使用は発症後3時間以内に限られるが、この知識を重ね合わせると認知度は全国平均9.9%にとどまった。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2008年9月4日付)
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