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かかりつけ医に認知症の知識を 県が研修
 認知症の高齢者を早期発見しようと、県はかかりつけ医の対応力向上研修を進めている。高齢者が日ごろ受診する身近なかかりつけ医に、認知症の診断の深い知識などを身につけてもらい、早期発見や治療、関係機関が連携したケアに役立てるのが狙い。

 県が昨年度から県医師会に委託して実施。早期発見のポイントや問診などの基礎知識、診断・治療、連携とケア、支援体制などについて計六時間学ぶ。

 熊本市花畑町の県医師会館であった本年度の研修会には、約六十人が参加。かかりつけ医を指導する認知症サポート医の宮川民平・天草病院長ら三医師が講師を務めた。昨年度は七十九人が修了している。

 認知症の症状を示す疾患には、治療薬「アリセプト」で進行を遅らせることができるアルツハイマー型認知症のほか、手術や治療で改善できるものがある。例えば、甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症、正常圧水頭症などだ。

 認知症と間違えられやすいものとして、健常者の加齢によるもの忘れや、うつ病、意識障害の一種である「せん妄」もある。早期発見をはじめ、似通った疾患との区別など、適切な対応が求められる。

 県高齢者支援総室は「多くのかかりつけ医に研修を受けてほしい。地域でどれだけ予防、支援ができるかも今後の認知症対策の決め手」と話している。(高本文明)

(熊本日日新聞2007年12月15日付朝刊)
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