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EU、世界初の抗アルツハイマー型認知症薬を承認
 欧州委員会(EC)は、1日1回張り替える世界初の抗アルツハイマー型認知症薬「エクセロン」(一般名リバスチグミン)の製造販売を承認した。アルツハイマー型認知症のうち軽度から中等度の症状を使用対象にしている。

 エクセロンのカプセル剤と経口液剤は06年から、欧州と米国で軽度から中等度の抗アルツハイマー型認知症とパーキンソン病に伴う認知症の双方に適応が認められている。アルツハイマー型認知症は、脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンが減少することで発症する。コリンエステラーゼ阻害剤は、アセチルコリンの分解を妨げたり、神経細胞が壊れるのを保護する作用がある。

 今回の承認は、約1、200人の軽度から中等度のアルツハイマー型認知症患者を対象にした国際的臨床試験に基づく。最高用量のエクセロンのカプセル剤と同等の有効性、偽薬との比較による記憶力と日常生活能力を有意に改善、消化器に対するエクセロン錠との比較では、悪心と嘔吐(おうと)などの副作用が、経口のエクセロン錠の3分の1に減った。

 エクセロンは、服薬コンプライアンスが守られやすく、認知症患者の介護者の70%以上が「経口剤より使いやすい」と回答しているという。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年10月2日付)
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