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| 先端巨大症治療薬を承認 |
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厚労省は26日、ファイザー社(東京都渋谷区)が申請していた先端巨大症(アクロメガリー)の治療薬「ソマバート注射液」(一般名ペグビソマント遺伝子組み換え)の製造販売を承認した。
先端巨大症は、脳下垂体に良性の腫瘍(しゅよう)ができ、成長ホルモンが過剰分泌して起こる。ソマトメジン-Cをはじめとするホルモン分泌や糖、脂質、タンパク質代謝に異常をきたす。顔貌(ぼう)の変化や発汗、関節痛、頭痛、視野障害などが主な症状。糖尿病や高血圧、心血管疾患、睡眠時無呼吸などを合併する患者も多く、一般の人に比べると、これらの疾患による死亡率が2〜3倍高い。
ソマバートは、成長ホルモンが作用する成長ホルモン受容体に直接作用し、過剰に分泌されている成長ホルモンの作用を阻害、ソマトメジン-C分泌のシグナル伝達を抑える。血中のソマトメジン-C濃度を検査すると、ソマバートによる治療効果が判定できる。
国内外の長期臨床試験の結果、80%を超える患者の血中ソマトメジン-C濃度を正常範囲にし、関節の肥大などの症状が改善された。ソマバートは米国など世界27カ国で販売されている。
先端巨大症は、日本では患者数7000人ほどの希少疾患。うち1000人が治療を続けていると推定されている。発症は30歳〜40歳代に多く、男女差はない。進行が極めて鈍く、発症から診断・治療開始まで10年以上かかることもあるという。従来は血中ソマトメジン-C濃度に注目した治療方法はなかった。(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2007年1月26日付) |
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