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悪性神経膠腫治療の新薬発売
 シェリング・プラウ社(大阪市)は、脳腫瘍(しゅよう)の中でも悪性度の高い悪性神経膠腫の治療薬「テモダール」(一般名テモゾロミド)カプセルを発売した。

 悪性神経膠腫の標準的治療は、初発の場合、腫瘍を切除する減量手術の後、放射線療法と化学療法の併用、その後の維持療法(化学療法)になる。再発の場合、再手術が可能でも、放射線療法の再施行がほとんど不可能なため化学療法単独になる。

 テモダールは急速に分裂する腫瘍細胞の複製を阻害し、がんの進行を食い止める。国内で新しい脳腫瘍関連の治療薬が承認されたのは19年ぶりという。

 米医学誌「ニューイングランドジャーナル・オブ・メディスン」によると、初発の悪性神経膠腫の患者573人を対象にした臨床試験では、テモダールと放射線の併用療法は、放射線単独療法に比べ、生存率を有意に延ばした。

 日本では昨年7月、厚労省の「未承認薬使用問題検討会議」が早期承認を要請。申請後、同年9月30日に、他の薬剤より迅速に承認審査する「優先審査品目」に指定されていた。

 (熊本日日新聞2006年10月4日夕刊メディカル)
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