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| アクロメガリー広報センターを開設 |
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脳下垂体に良性の腫瘍(しゅよう)ができて、成長ホルモンが異常分泌して起こる「アクロメガリー(先端巨大症)」という希少疾患を啓発する「アクロメガリー広報センター」が開設された。ノバルティスファーマ社(東京都港区)が主催し、この病気の早期発見、早期治療に役立たせるのが狙い。
大人の場合はアクロメガリーだが、子どものころは巨人症と呼ばれる。手足が大きくなり、指輪や靴が入らなくなり、額や顎(あご)が出るなど、顔の形が徐々に変わっていく。しかし症状がゆっくり進行するため、手足や顔に変化があっても、本人も家族も気付きにくく、病気と分からないケースがほとんどという。
脳下垂体の真上には視神経があり、これが腫瘍で圧迫されると視力の低下や視野の狭さくが起こる。舌も大きくなるため、大きないびきをかいたり、気道が狭まったりして、睡眠時無呼吸症候群になる人も。疲れやすい、寒さに過敏、性欲低下、月経が止まるといった症状も出る。
心臓などの臓器や血管が肥大化し、治療せずに放置しておくと、寿命が10年ほど短くなるとされている。成長ホルモンの長期異常分泌の結果、糖尿病や高血圧症、高脂血症などの合併症も現れる。症状が多岐にわたることから、確定診断までに平均10年程度かかるという。
治療の基本は腫瘍の除去。ただ、大きくなりすぎていると除去できない。成長ホルモンの分泌量が過剰なら注射や経口剤などで治療する。放射線も使う。治療が長期間に渡るため、主治医との信頼関係が最も大切とされる。
全国の患者は推定約6000人。内分泌内科か脳神経外科の分野。ただ、専門医は一握りという。アクロメガリー広報センターのアドレスは http://www.acromegaly-center.jp/ (南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2006年9月20日付)
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