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認知症が不安 お年寄りの半数 女性に高い傾向
 県老人クラブ連合会(田尻靖幹会長)が会員を対象に認知症に対する不安を尋ねたところ、「ある」「すごくある」と答えたお年寄りが全体の46%に上り、女性に限ると52%にアップするという結果が出た。同連合会は「平均寿命の長い女性の方が認知症に対する不安も大きい」と分析している。

 調査は昨年10〜11月、33市町村の60クラブを対象に実施、2266人が答えた。同連合会が2003(平成15)年度から取り組んでいる健康づくり事業の一環。認知症については初めて尋ねた。

 認知症に対する不安は「ある」が43・9%で、「すごくある」2・2%。その半面、「ない」が22・2%、「あまりない」は23・7%。「考えたことがない」も8・0%いた。男女別でみると、「ある」「すごくある」と答えたのは男性が38・3%だったのに対し、女性は51・9%で13・6ポイント高かった。

 自分のことを認知症ではないかと思うことが「ある」は4・9%、「ときどきある」は36・6%。その理由は「物の名前が出てこない」が64・8%で最も多く、「大切な物をなくしたり置き忘れたりする」(39・3%)、「同じことを言ったり聞いたりする」(28・9%)、「最近のことが思い出せない」(21・2%)と続いた。

 認知症の予防のための対策としては「友人との交流や会話」(180人)、「習い事」(168人)、「読書・日記」(166人)などが挙がった半面、「何もしていない」人も188人いた。

 同連合会は昨年12月、認知症に関する研究会を発足、新年度は活動を具体化する。「半数近くの会員が認知症への不安を持っていることが分かった。県の調査では虐待を受ける高齢者の六割に認知症があるという結果も出ている。認知症高齢者の人権をどう守るかという視点で活動したい」と話している。(田川里美)

 (熊本日日新聞2006年3月25日付夕刊)
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