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スギ花粉飛散 本格化は2月中旬から 予防早めに
 目のかゆみや鼻水、くしゃみ。花粉症の人には悩ましい季節がやってきた。環境省が発表した今春のスギ花粉予測では、県内の飛散量は平年よりもやや少なめ。飛散が本格化するのは2月中旬からになりそう。

枝を揺らすと真っ白い花粉を飛散させるスギ=2005年3月、熊本市の金峰山中腹
 「量は少ないが、花粉の飛散はすでに始まっている。敏感な人は1月末ごろからアレルギー症状が出ており、もう患者が診察に訪れている」と日本アレルギー学会の専門医で花粉症に詳しい熊本市の定永恭明医師。

 環境省のデータでは、荒尾市や玉名市など県北西部で飛散開始が早い。暖冬などで予想よりも飛散が早まることもある。定永医師によると、飛散のピークは3月上旬ごろで、同月いっぱいは患者が多い状態が続く。

 スギ花粉の飛散量は、前年7月の日照時間や平均気温に影響される。同省によると、東北から九州北部に掛けては梅雨明けが遅く、同時期の日照時間が短かったことなどから、飛散量は平年の2割から8割程度だという。

 県内でも日照時間はやや短かったが、平均気温は28度と平年より1度高かった。同省は1平方センチ当たりの花粉数は1274個と、過去10年間の平均値より15%ほど少なくなると予測している。

 日本人の5人に1人は花粉症で、さらに2、3人はその予備軍だと推定されている。治療は薬で症状を抑えるのが一般的だ。定永医師は「症状が出る前から予防的に薬を飲むと、発症を遅らせることもできる。花粉症の人は早めに治療を始めた方がいい。風邪の症状と間違えやすいので、もしやと思う人は検査を」と注意を促している。

 対策グッズもさまざま出ている。花粉症専用マスクやゴーグル型の眼鏡、鼻腔(びこう)用クリームなどは花粉の侵入を減らしてくれる。洗濯物や布団は室内で干すなどの工夫も有効だ。(梅野智博)

 (熊本日日新聞2007年2月3日付夕刊)
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