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熊本城マラソン

フルマラソンの部 男子は地下(球磨村)が圧勝V

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フルマラソンの部で1位でゴールする地下翔太=熊本市の熊本城二の丸広場(石本智)
 熊本城マラソンのフルは8962人が出場。熊本市の通町筋電停前~熊本城二の丸の日本陸連公認コースで争われ、男子は球磨村役場の地下翔太が2時間23分41秒で初代王者に。女子は坂口一美(鹿児島・伊佐市)が2時間56分22秒で制した。

 優勝候補の前評判に恥じない独走劇だった。熊本城マラソンのフルマラソン初代王者に、箱根駅伝でも力走した地下翔太(23)=球磨村=が輝いた。小雪舞う中、後続を1分近く引き離してフィニッシュ。「目標の優勝が達成できた。うれしい」と充実感に浸った。

 地下は序盤、1キロを3分10秒程で走る先頭集団についた。2度目のマラソン挑戦ながらも「ハイペースな展開」と冷静に感じ取りつつ、目標タイムの2時間20分を切ろうと、ほぼ同じペースをキープした。

 17キロすぎ、レースが動いた。地下のペースに付いていけなくなり、先頭集団が崩壊。その後は地下の一人旅になった。序盤を引っ張った古庄誠(玉名高出、山口市)は、「力が違った」と舌を巻いた。

 ただ、楽なレースではなかった。中間点で右足親指周りにできたまめがつぶれ、痛みに耐えた。カーブや折り返しが多いコースにも手を焼き、「後半は足が動かなくなった」。

 それでも、「沿道の皆さんが自分の名前を呼んで応援してくれた」と発奮。昨年の箱根駅伝復路で上武大(群馬)のアンカーを務めた地力を振り絞り、ゴール直前に待ち構えていた熊本城の急坂も力強く駆け上がった。

 昨年4月に帰郷し、球磨村役場に就職。「市民ランナーの限界に挑戦したい」と地元で練習を積む。同じ公務員で、ロンドン五輪男子マラソン代表候補の川内優輝(埼玉県庁)にあこがれる。だが今回のタイムは2時間23分41秒。目標にも届かなかった。「悔しさも残った。もっとレースを経験し、国際大会で上位を争える選手に成長したい」と言い切った。(隅川俊彦)


熊本日日新聞2012年02月20日

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