城北高生が健康チェックに一役 山鹿市・さくら湯で血圧測定
山鹿市の城北高看護科の生徒が7日、市内の温泉施設「さくら湯」で入浴客の血圧を測定し、日々の健康チェックに一役買った。看護技術やコミュニケーション能力の向上につなげようと初めて企画。12月まで全9回を予定し、3年生35人が交代で参加する。
初回は入浴客が行き交う待合所で、6人が慣れた手つきで血圧を測定。「上の数値が少し高いですね」などと結果を伝え、脱水症予防の手づくりの資料を手渡した。さくら湯を毎日利用するという近くの松本澄代さん(65)は「家にも血圧計があるけれど、なかなか使わない。こうした機会はありがたい」と歓迎した。
3年生は9月から看護援助の実習が始まる。原口心花さん(17)と村上さくらさん(18)は「患者さんへの声かけが上手にできるよう、今回の経験を生かしたい」と話した。(本田清悟)
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