大規模な「太陽フレア」が頻発 磁気乱れ、衛星やGPS障害懸念
太陽の表面で起こる爆発現象「太陽フレア」が頻繁に発生している。情報通信研究機構によると、8~10日に最大クラスの太陽フレアを複数回観測。地球の磁気が乱れて人工衛星や衛星利用測位システム(GPS)に障害が起きる可能性があり、同機構の担当者は「今後数日間は警戒が必要だ」と話している。
太陽フレアは、強い磁場を持つ太陽表面の黒点で起こる。爆発で強力なエックス線や電気を帯びた粒子(プラズマ)が宇宙空間に飛び出す。エックス線の強さに応じて5段階に分けられており、1段階上がるごとに規模は10倍になる。
同機構によると、8~10日に最も上の段階の「Xクラス」が5回以上起きている。
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