イスラエル、強硬姿勢堅持 ラファ侵攻「武器ある」

共同通信 2024年5月10日 08:27
 9日、パレスチナ自治区ガザ・ラファ東部から西側に退避する住民(ゲッティ=共同)
 9日、パレスチナ自治区ガザ・ラファ東部から西側に退避する住民(ゲッティ=共同)
 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)
 イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター=共同)

 【エルサレム、ワシントン共同】イスラム組織ハマス掃討を掲げてパレスチナ自治区ガザ最南部ラファへの侵攻を計画するイスラエルのネタニヤフ首相は9日、「あらゆる手段で戦う」と表明した。本格侵攻すれば武器支援をやめると米国が異例の強い警告を発する中、強硬姿勢を堅持。イスラエル軍のハガリ報道官は「作戦に必要な武器弾薬はある」と強調した。

 イスラエルとハマスを仲介するエジプトの首都カイロで開かれていた戦闘休止と人質解放を巡る間接交渉は合意に至らず、9日に終了。イスラエル紙ハーレツによると、関係筋は話し合いが「完全に崩壊したわけではない」とし、仕切り直しになる可能性を示唆した。

 イスラエルはラファ本格侵攻の計画を進める構え。ネタニヤフ氏は動画声明で、反対する米国を尻目に「単独で戦う必要があるならば、そうするだろう」と述べた。

 カービー米大統領補佐官は、ラファに本格侵攻した場合、間接交渉で不利になり「ハマス壊滅の目的を果たせない」と述べ、自制を促した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧