6弱で南海トラフ可能性高まらず 気象庁検討会

共同通信 2024年5月9日 20:45
 南海トラフ沿いの地震に関する気象庁の検討会=9日午後、東京都港区
 南海トラフ沿いの地震に関する気象庁の検討会=9日午後、東京都港区

 気象庁は9日、南海トラフ巨大地震につながる地震活動を調査する「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会を開いた。4月17日に愛媛県と高知県で最大震度6弱を観測した地震に関し「巨大地震が発生する可能性は平常時と比べて高まっていない」との見解をまとめた。

 検討会は今回の地震について「プレート内部で発生し、巨大地震の震源と想定されるプレート境界の状態に特段の変化をもたらすものではないと考えられる」と分析。ほかの地震活動や観測データからも、可能性が高まる変化はないと結論付けた。

 検討会の平田直会長は「大規模地震がいつ起きても不思議ではないという状態は続いている」と述べた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧