バイデン氏、移民擁護の姿勢鮮明 中南米系の取り込み図る

共同通信 2024年5月7日 15:21
 メキシコの祝日を祝う会合に出席し、演説するバイデン米大統領=6日、ワシントン(ゲッティ=共同)
 メキシコの祝日を祝う会合に出席し、演説するバイデン米大統領=6日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米民主党のバイデン大統領は6日、ホワイトハウスでメキシコの祝日を祝う会合に出席し「われわれが世界最大の経済大国である理由は移民の存在だ」と述べた。再選を目指す11月の大統領選に向けて移民擁護の姿勢を鮮明にし、中南米系有権者の取り込みを図った。メキシコから米国に流入する不法移民の対策は大統領選で主要争点になる。

 国境閉鎖などの厳しい措置を主張している共和党のトランプ前大統領は、不法移民が凶悪事件を起こしているとして「彼らは人間ではない」などと述べ、バイデン政権が掲げる寛容な移民政策を批判している。

 バイデン氏は、トランプ氏が軍隊を使って1100万人を強制送還しようとしていると指摘。中南米系の市民は米社会に貢献しているとして「米国が移民の国であることを忘れてはならない」と訴えた。

 バイデン政権は、幼少時に親に連れられて不法入国した若者らの強制送還を猶予する措置「DACA」の対象者に医療保険の加入資格を認める新たな規則を発表するなど、権利擁護に力を入れている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧