ガザ休戦交渉「崩壊寸前」 ラファ住民に退避要求

共同通信 2024年5月6日 15:22
 5日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、イスラエル軍の攻撃により破壊された建物(ロイター=共同)
 5日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、イスラエル軍の攻撃により破壊された建物(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは5日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放を巡るイスラエルとの2日間の間接交渉がエジプトの首都カイロで終了したと明らかにした。代表団はカイロを離れ、拠点を置くカタールの首都ドーハで指導部と対応を協議する。交渉は難航し、ロイター通信は「崩壊寸前」とする関係者の話を伝えた。イスラエル軍は6日、ガザ最南部ラファ東部の住民に退避を要求した。

 エジプトメディアは5日、ハマス代表団が2日以内にカイロに戻る見込みだと伝えた。ロイターによると、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官も5日、カタール首相との緊急会談のため、ドーハに向かった。イスラエルとハマス双方に「圧力」をかけるためだとしている。バーンズ氏が近くイスラエル入りし、ネタニヤフ首相と会談するとの情報もある。

 イスラエルは戦闘休止や人質解放の段取りを3段階で提案している。ハマスは5日の声明で、交渉で提案に対する回答を示したとし、戦闘終結とイスラエル軍のガザ撤収は譲らないと強調した。

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