ハマス「戦闘終結の明記を」 イスラエル提案の修正要求

共同通信 2024年5月3日 08:59
 2日、カタール・ドーハで取材に応じたイスラム組織ハマスの政治部門幹部ホサム・バドラン氏(共同)
 2日、カタール・ドーハで取材に応じたイスラム組織ハマスの政治部門幹部ホサム・バドラン氏(共同)

 【ドーハ共同】パレスチナ自治区ガザの戦闘休止を巡り、イスラエルと間接交渉を続けるイスラム組織ハマスの政治部門幹部ホサム・バドラン氏は2日、拠点を置くカタールの首都ドーハで共同通信の単独取材に応じた。イスラエル側の提案に「戦闘終結」の文言が明確に記されておらず「受け入れられない」と強調。文言を盛り込むよう求め、交渉を続ける考えを示した。

 バドラン氏によると、提案は戦闘終結について「持続可能な静けさ」とあいまいに表現している。「戦闘終結が担保されるかどうか保証がない状態だ。求めているのは解釈に左右されない正確な表現だ」と説明した。

 提案では、第1段階として約40日間の休戦期間中にハマスが民間人や女性兵士ら33人を解放する。バドラン氏は、男性兵士の解放に進む第2段階が「最も重要だ」と指摘。全ての人質を解放する前に戦闘終結を宣言しなければ「暗黙のうちに戦闘再開を了承したことになる」と訴えた。

 拘束中の人質の数は明かせないとした上で「イスラエル軍の空爆で60人以上の人質が死亡した」と明らかにした。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧