「リレー派遣」で人手確保 農繁期、外国人が全国移動

共同通信 2024年5月2日 18:05
 リレー派遣で想定する派遣先と農繁期の作物
 リレー派遣で想定する派遣先と農繁期の作物

 農業の担い手不足解消に向け、外国人材を活用した「リレー派遣」が注目されている。地域や農作物の種類ごとに繁忙期が異なるのを利用し、数カ月ごとに全国各地を移動しながら、収穫作業などを手伝う仕組み。農家は繁忙期の人手確保が期待できるほか、年間を通じて仕事が発生するため、外国人にとっても技能習得や通年就業につながるメリットがある。

 サクランボ生産量全国1位の山形県は、例年6月に迎える収穫最盛期の人手不足に悩まされてきた。農閑期があるため通年雇用はなじまず、1日単位のバイト募集などで対応しながら、新たな対策を探っていた。

 目を付けたのがリレー派遣だ。長崎県は2019年、人材派遣会社が外国人を通年雇用し、全国各地の農家などに派遣する取り組みを始めた。対象は国の在留資格「特定技能」を持った外国人で、同県によると、今年3月末時点で183人を雇用。これまでに北海道や長野県に派遣した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧