能登地震、ボランティア7万人超 発生4カ月、要望把握が難航も

共同通信 2024年4月30日 18:02
 石川県輪島市の被災した家屋で搬出作業をするボランティア。北海道の村山卓さん(左)は「また観光できるようにまで輪島が復興してほしい」と汗を流した=30日午後
 石川県輪島市の被災した家屋で搬出作業をするボランティア。北海道の村山卓さん(左)は「また観光できるようにまで輪島が復興してほしい」と汗を流した=30日午後
 石川県輪島市の被災した家屋から家財道具を運び出すボランティア。北海道の村山卓さん(右)は「また観光できるようにまで輪島が復興してほしい」と汗を流した=30日午後
 石川県輪島市の被災した家屋から家財道具を運び出すボランティア。北海道の村山卓さん(右)は「また観光できるようにまで輪島が復興してほしい」と汗を流した=30日午後

 能登半島地震は5月1日で発生から4カ月。石川県で活動するボランティアは延べ7万人を超え支援が広がり始めた。交通インフラの復旧が少しずつ進み被災地へのアクセスが改善したことが要因。被災地を離れて避難を続ける住民も多く、どのような作業が求められているかの要望把握が難航している自治体もある。

 石川県は今回の地震で、交通事情が悪いことを理由に個人での被災地入りを控えるよう呼びかけた。ボランティアは県が受け付け、4月23日までに延べ2万2203人を派遣。市町が受け付けた延べ4万8718人も活動し、被災地に入ったボランティアは計7万921人に上る。

 自治体が所有者に代わって損壊家屋を解体する「公費解体」の申請前には、被災者自身が家屋内の家財を運び出す必要があり、ボランティアに頼むケースも多い。

 県によると30日時点で能登半島外の2次避難所に1922人が身を寄せる。珠洲市社会福祉協議会の担当者は「7、8軒に1軒しか被災者に会えない」と述べ、思うようにニーズが集約できない現状を明かした。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧