小学生が〝声優〟体験、平成音大生が発生法伝授 高森高生の漫画にせりふ録音 嘉島町でイベント
平成音楽大(御船町)声優コースの学生が27日、子ども向けの仕事体験イベントで講師役を務め、高森高マンガ学科の生徒が描いた作品に声を吹き込んだ。熊本県内でアニメや漫画を学ぶ若者同士の合作が実現した。
イベントは嘉島町のイオンモール熊本であり、28企業・団体が参加。声優体験コーナーを設けた平成音大が、アフレコの題材として高森高に漫画の提供を依頼した。
漫画は、破れたぬいぐるみを子どもが一生懸命に直す物語。まず、声優コースの講師と学生4人が、参加した小学生に体全体を使った発声方法を伝授。感情を込めて一緒にせりふを発声した後、子どもたちがマイクの前に立って一人ずつせりふを読んで録音した。
熊本市の東町小3年の男子児童は「声優体験は初めてだったけど、優しく教えてもらってうまくできた」と目を輝かせた。声優コース2年の女子学生(19)は「漫画はプロが描いたと思うほど上手で、感情を入れやすかった。人に教えることで自分に必要なものにも気付けた」と話した。
「声優コース」は九州の四年制大学で初、「マンガ学科」は全国の公立高で初めて、2023年度に新設された。(河北英之)
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