小池都知事、3選戦略に影響か 積極応援も厳しい戦い
衆院東京15区補欠選挙で、東京都の小池百合子知事は自ら立候補を打診した無所属新人の作家乙武洋匡氏(48)を積極的に応援したが、厳しい戦いを強いられた。影響力の低下を指摘する声もあり、3選出馬の見方が強まっている7月の都知事選へ向け、戦略の見直しが求められそうだ。
乙武氏は、小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の全面支援を受けた選挙戦を展開。小池氏は公務の合間を縫って告示日から選挙区に入り、連日のように街頭演説や選挙カーで支持を訴えた。「『団地に行こう』とエリアを提案していた」と陣営幹部。選挙区内の地方議員らに電話し「一緒にやりましょう」と呼びかける力の入れようだった。
小池氏は2017年、国政新党を結成したが、合流する野党議員の一部を「排除する」と発言して失速。22年には参院選東京選挙区に擁立した側近が敗北し、国政選挙の厚い壁に阻まれていた。
4月21日投開票の東京都目黒区長選でも都民ファ推薦の候補が落選し、応援した都内首長選の連勝はストップした。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「政治」記事一覧-
麻生氏「泉代表への指導を」 民主党の輿石氏に呼びかけ
共同通信 -
輿石氏パーティーに与野党重鎮 麻生、小沢氏ら出版祝う
共同通信 -
「国民との候補者調整が鍵」 立民・安住氏、次期衆院選巡り
共同通信 -
与党案、裏金の再発防止に意義 野党、企業献金触れず「抜け道」
共同通信 -
国民の玉木代表、公明代表に忠告 規正法「自民案に乗らない方が」
共同通信 -
自民、能動的サイバー防御議論へ 法制化へ本格検討、17日始動
共同通信 -
泉氏、立民代表続投に意欲 衆院選態勢に「責任」
共同通信 -
選挙厳しいと自民県連幹部、山口 裏金事件で首相処分なしなら
共同通信 -
離党世耕氏の対抗馬見送り言及 自民森山氏「実績考え対応を」
共同通信 -
上川外相「日本の顔」強調、静岡 就任後初の地元活動、知事選応援
共同通信