就活「オワハラ」が巧妙化 「後付け推薦状」要求も
企業が内定を出した学生に就職活動を終わらせるよう迫る「オワハラ」。職業選択の自由を妨げるとして政府も自粛を求めているが、採用の早期化や人材不足を背景に横行する。自由応募なのに選考の最終段階で大学の「後付け推薦状」を求めるなど巧妙化している。
これまでの推薦状は主に理工系の学校推薦選考に限られていた。5~6年前から見られるようになった「後付け」は、文系の総合職なども対象として「内定を辞退すると学校に迷惑がかかる」と思わせ、内定者を拘束しようとするものだ。
就職情報会社マイナビが2024年卒の学生に行った調査では、18・3%がオワハラを経験。最も多かったのは後付け推薦状を含む「教授や教員が署名した書類を提出するよう要請された」(5・7%)だった。
都内の私立大4年の女子学生は3月、建設会社の最終面接後に「大学の推薦状を提出し、他社の選考を辞退してください」とのメールを受け取った。大学は推薦状は発行しておらず、提出しなかった。その後に内定の連絡があったが、就職活動を続けている。
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