知床沈没事故2年、再発防止誓う 出港地ウトロで追悼式
北海道・知床沖で2022年4月、観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没し乗客乗員26人が死亡、行方不明となった事故から2年となった23日、出港地の斜里町ウトロ地区で追悼式が開かれ、山内浩彰町長は「事故が二度と起こらないよう何をすべきか。地域全体で繰り返し問い直すことを誓う」と述べた。
この日の最高気温は3度ほど。7歳だった息子と元妻が行方不明となった帯広市の男性(51)は「暖房が必要なほど寒く、海も荒れている。2人の苦しさが分かるようで、やっぱりここに来るのはつらい」。式には参加せずウトロを後にした。
運航した知床遊覧船の桂田精一社長(60)は姿を見せなかった。
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