特養入所者に虐待認定5件 鹿児島、写真撮影など
鹿児島県鹿屋市の特別養護老人ホーム「慈恵園」で、不適切な場所で衣服を脱いでしまった入居者の写真をスマートフォンで撮影し、職員間で共有するなど計5件の虐待事案があったと、運営する社会福祉法人永生会が20日、明らかにした。調査に対し職員は「服を脱いでしまう入居者の情報を共有するためだった」などと説明しているという。
同会によると昨年5~10月、認知症の女性入所者4人に対し、男女2人の職員が行った行為が市の監査で判明し虐待と認定された。
永生会の担当者は「職員の虐待への認識に足りない部分があった」と話し、今後は介護研修の充実などに力を入れるとした。4月上旬に入居者の家族らに謝罪したという。
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