「常陸/ひたち」読めない人多数 茨城県ブランドに思わぬ壁
和牛の「常陸牛」など、旧国名を冠した産品のブランド化に取り組む茨城県が、思わぬ壁にぶつかった。「常陸」が読めない人が多い―。県がインターネットで行った全国アンケートで、20~30代の約半数が正しく読めていないことが判明。関係者に激震が走った。
アンケートは昨年12月に実施、調査会社を通じて300人から回答を集めた。その結果、20代では57%、30代では43%が「じょうりく」「ときわ」などと読み間違えた。正解は「ひたち」だ。
常陸牛を取り扱う精肉店「肉のイイジマ」(水戸市)の飯島充社長は「お客さんから正しく読まれていないな、という実感はあった」と苦笑した。
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